Blog C-FIELD@ch 1101kHz ! ~ひとりよもやま話~MLBグッズ・メモラビリア通信販売専門店/COLLECTIBLES FIELD

2006-03-08

「それで、結局どうすりゃいいの?」

今日からアメリカ本土をはじめWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の各グループの1次リーグがはじまりましたね。アメリカ、ドミニカ共和国など本命と目されているチームが順調なスタートを切りました。特にアメリカのいるBグループは次の2次リーグで日本代表チームと当たるだけに注目です。

ここんところメジャーの話題を続けて書いていたので書いている本人が少々お疲れ気味でして(笑)、ちょっとまたゆるゆるの話題をお送りしたいと思います。

この間たまたま新幹線に乗る機会があって、京都駅の本屋さんで「何か面白い本はないものか?」と物色していた所、「頭の良い人、悪い人の話し方」という本が目に留まりました。理由は小さくて薄い文庫本だったこと、たくさん平積みになっていて「200万部突破!」というポップが立っていた事ですね。だからあんまり深い意味はないんですけれど(笑)、「おおよそ頭が良いとはとてもいえない脳みそだし、この際だから頭の良い人の話し方を覚えておけば何かの時に役に立つかな」と思い購入しました。

内容はというと、あるひとつの状況を想定して「話し手・受け手」を2つのパターンに分けて書いています。ひとつは「頭の悪い人が他人だった(例えば職場の上司)場合、頭の良い人の対応の仕方」。もうひとつは「自分が頭の悪い話し方をしている場合、こういうふうに周りには見られているから、こんな風に話した方が良い」というものです。

最初は「ふむふむ。あーっ、自分にもこういうところあるわ。気をつけようー」と関心しながら読んでいたのですが、だんだん読み進めていく内にその内容の小難しさに前と後ろが分からなくなっていき、「あれ?これってどっちがどっちだっけ???」という状況に陥ってしまいました。ただ単に頭が悪すぎるだけかもしれませんが(笑)。

そしてようやく本を読み終え、話の前後の整理が頭の中で出来た時に私の脳裏をかすめたのは

「要は・・・頭が良いように思われたかったら話をするなってこと???」

という疑問でした。つまりこの本の通り悪い例をなくして良い例だけを身に着けていくと何も話せなくなってしまうのです。

えーっ、それってどうなの???

例えていえば、みのもんたさんがやっている某番組で「これを食べれば健康になる」「これを食べると何とかの病気になりやすい」とかってやってるじゃないですか?でもあれって結局全てを受け入れてその通りにしていくと食べる物がなくなるんですよ(笑)。「それで、結局どうすりゃいいの?」っていう。この本もそんな感じですね。

自分で「ああこれは治したほうが良いな」っていう部分は受け入れなきゃいけないですけど、全部が全部を守っていたら結局頭の良い人を演ずるがあまり、「相手の目に映っている自分の姿」のことを常に考えていなければならず、そうなったら話をするどころじゃなくなってしまいます。

極端に言えば、お互いに「相手にこう思われるから、こう話そう」「相手がこうきたから、こうしなきゃ」なーんて考えてたら絶対会話なんて成り立たなくなってしまいます。それじゃあ困っちゃいますよね。

そしてこの本を読んで私の出した最終的な結論は

「おバカな自分もドが過ぎない程度には受け入れなければならない」

というものでした。これからも出来るだけ人に迷惑をかけないように生きていこうと思います(笑)。

しかし・・・そんな結論を導き出したこの本って一体どうなんでしょう?主題からはズレているような気がしますが。それともただ単に私が捻くれてているだけなのか・・・ねえ?

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3 月 8, 2006 カテゴリー: 書籍 | | トラックバック

2006-03-06

「当店にいて欲しい『生協の白石さん』」

昨日WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の1次リーグ・アジアラウンド日本VS韓国戦を東京ドームで観戦して、先程この仕事場に戻ってまいりました。先日のこのBlog内で「観戦記を書こうと思っています」と書きましたが、今日はちょっと旅の疲れで脳みそがユルユルですので、後日頭を整理してからということで。

というわけで、今日はユルユルな内容でお送りしたいと思います(笑)。

今回試合を観戦するため東京まで行ったわけですが、その道中「暇つぶしに軽い内容だから持って行け」と当店副店長が私に「生協の白石さん」という本を渡してくれた。

この本は今更ご説明するまでもなく多くの皆様がご存知の通り、東京農工大学の生協にある「ひと言カード」に書かれた学生からの要望、質問、悩み相談その他もろもろに、そこで務めていらっしゃる白石さんという方が回答された名(珍?)回答が評判となり書籍化されたものです。

読んでみて納得、確かに面白いですね。ホントあっというまに読み終えてしまいました。恐らく書籍化された物については版権の問題があるかと思いますのでここでは書くことが出来ませんが、しかしまあこんな回答をよく思いつくものだと感心してしまいますね。私は笑いをこらえるのに必死でした(笑)。

それがまたご本人がいたって真面目な方のようなのですが、どこかとぼけていて、それでいて鋭い所を突いてくる。解説にはそれを「癒される」と書いてありましたが、いやいやなになに、なかなか含蓄のある方だとお見受けしました。大体解説を書いているライター自体が文章負けてるし(笑)。本職の人間にも書けない独自性が人気や話題に繋がっているんですよね。

この本を読み終えてまず思ったことは、自分のお客様に対する対応について白石さんを見習わなければということと、「うちの店にも白石さんがいればなあ・・・」っということですね(笑)。当店のお客様からのご質問に白石さんがお答えするって素敵ですよね。もっとも白石さんは東京農工大学の学生さん達の「宝」のようですので、お門違いな話なのですが。わっ、怒られたらどうしよう(笑)。

結局は「お前も見習ってがんばれ」っていうのがこの話のオチなのですが・・・“これでも”がんばってるつもりなのですけど、なかなかねえ・・・その道は遠いですわ。

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3 月 6, 2006 カテゴリー: 書籍 | | トラックバック

2006-02-09

「村上春樹とサメの話」

この間わけあって本棚の整理をしていると、村上春樹さん関連の本が凄い量に達しているのに気づきました。ざっとしか数えてませんが30数冊はありましたね。出たら買う。もう習慣みたいなもんです。最近では海外でも村上作品はかなり評価が高いようですね。

そもそも村上作品に出会ったのは高校受験をひかえた中学3年のころ。知り合いのお姉さんに「面白いから」とかりたのがきっかけでした。もう18年も前ですか。えらく年をとってしまったもんですね(笑)。その時初めて読んだ作品が「羊をめぐる冒険」という上下巻にわかれた長編作品で、今まで読んでいたどんな小説ともタッチが違い、あっという間に村上ワールドに引きずり込まれてしまいしたね。

しかし村上作品ファンの方ならご存知のように「羊を・・・」から読むと登場人物の関係が良くわからないんです。「僕?鼠って誰???」みたいな感じです(笑)。で読み終わった後で知り合いのお姉さんに「これは話が続いているんだよ」と教えてもらい、「風の歌を聴け」「1973年のピンボール」という作品が前にあり、(その後に発売された「ダンス・ダンス・ダンス」で完結する)それを読めばわかるということで読み続けていたら今に至ったという。

翻訳本も随分読みました。レイモンド・カーバー、ジョン・アービング、トルーマン・カポーティ、スコット・フィッツジェラルド等々。それまで触れることのなかった海外作家の作品を「村上春樹が翻訳してるから」という理由だけで読んだのですが、結果的にはそれはプラスになりましたね。それから色々世間で物議をかもし出したJD・サリンジャーの「ザ・キャッチャー・イン・ザ・ライ」も、今まで「ライ麦畑でつかまえて」という邦題で知られていた作品を、もう一度「村上アレンジ」で新鮮に読み直すことも出来ましたし。

あとはマニアな話ですけれど、サザンオールスターズファンの私にとって見逃せなかったのは、小説内に登場する音楽。ちょっと桑田さんの聴いていた音楽とダブっている部分がありますね。それに「雨天炎天」だか「辺境・近境」だかで村上さんがKUWATA BANDのツアーTシャツを着ていたのを私はしかと拝見させていただきました(笑)。そのくせ、村上さんはサザンのことを良く言いませんよね(苦笑)なんでだろう?

この間「東京奇譚集」という最新の短編集を読んでいて、その中に「ハナレイ・ベイ」という、サーフィンをやっていてサメに殺された息子の命日に、毎年必ずその場所を訪れる母親のちょっと物悲しいお話があるのですが、それを読んでいて「そういえば最近サメの被害が多いなあ」とふと思いました。なんか今日もオーストラリアの方であったようですし、日本でもちょっと考えられない場所に出現したり。ホント怖いですね。

しかしそもそもサメは人間の肉は食べないんだそうです。噛み付いて口に入れてみるだけで全部吐き出すんですって。口に合わないなら噛むなよって思いますよね。でも人間がバシャバシャ音を立ているのを魚の群れがいるのと間違ってしまうそうです。本当に困ったもんです。ちなみにこれも村上作品のうけうりです。ハイ(笑)。

私はこの「ハナレイ・ベイ」というお話は大好きですね。あとは小説ではやはりデビュー作の「風の歌を聴け」が一番好きです。完成度うんぬんは分かりませんが初期の粗い文章が良いですね。ただ映画化された同作品はちょっとねえ(笑)。

もしご興味がございましたら一度お読みくださいませ。

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2 月 9, 2006 カテゴリー: 書籍 | | トラックバック