昨日Blogで「土曜日にテレビを観まくって疲れた」という話を書いたのですが、フィギアスケートとK-1の話に終始してしまって、すっかり「桑田佳祐AAAライブ『星条旗よ永遠なれ!?私のアメリカンヒーローズ』」の話題に触れるのを忘れておりました(苦笑)。
というわけでこのライブについてお送りしたいと思います。
ご存知のない方の為に、AAA(アクト・アゲインスト・エイズ)は「エイズの正しい知識を知ろう」と1993年から始まった啓蒙イベントです。イベントの収益は寄付されて、高校や保健所などに配布されるパンフレットの作成等に使われているそうです。
最初は全国各地で色々なアーティストや俳優さんなんかがステージに上がって合同イベントとして行われていました。特に93年の日本武道館は、桑田さんの呼びかけで集まったアーティストの顔ぶれが豪華で(今の若い邦楽ファンにはピントこないかもしれませんが)、アンルイス、宮田和弥、奥田民雄、奥居香、泉谷しげる、大友公平、渡辺美里、チャー、原由子、福山雅治、高野寛、斎藤誠、小林武史、小林克也、森雪之丞等がステージでパフォーマンスを披露しました。
特にこのライブだけで初披露された桑田さん、奥田民雄、宮田和弥、奥居香が歌った「光の世界」は、ファンの間では「幻の曲」としてCD化を望む声があがっていました(後に桑田さんのベストアルバム「TOP OF THE POPS」に収録される。ただしボーカルは桑田さんと奥田民雄のみ)。
次の年はチャラやMr.Children等がステージに上がり、そしてまたもや桑田佳祐&Mr.Childrenがこのイベントの為に「奇跡の地球(ほし)」を初披露。後にCD化されて、「LIVE UFO 桑田佳祐&Mr.Children『奇跡の地球(ほし)』」というライブツアーまで敢行して話題になりました。
その後桑田さんのAAAライブは合同ではなく、単独となり今日に至っているという感じです。
毎年毎年テーマ掲げて行われるこのライブの今年のテーマは「アメリカ」。戦後日本人が憧れ続けたアメリカ、そして現在のアメリカを見ている日本人―。アメリカの光と影、功罪を、アメリカが生んだ名曲で構成しようというのが今回のライブの骨組みになっています。
全37曲(だったと思う)もありますので挙げだすとキリがないので全部は書きませんけれど、桑田さんが歌うKISSやブルース・スプリングスティーンは、良い意味でなんか凄くヘンな感じでしたね。そういえば昔サザンオールスターズがデビューしたての頃、持ち歌が少なくて場つなぎに、「KISSのジーン・シモンズのものまね」といって龍角散を口から吹き上げてたと桑田さんが言っていたような記憶が・・・。
やった曲の中で個人的に思い入れがあるのは、リトル・フィートの「ディキシー・チキン」と、オールマン・ブラザーズ・バンドの「ランブリン・マン」、ビリー・ジョエルの「ストレンジャー」「アレンタウン」ですね。
特にリトル・フィートは「リトル・フィートファン」にとってはどうなのか分かりませんが、私は良かったと思っているのですが。あの独特にヨレた変態的なリズムが全部の曲のなかでも耳に心地よかったですね。ドラムスのリッチー・ヘイワードは確かローウェル・ジョージが死んで活動を休止した後も、エリック・クラプトンの「ヒズ・バンド」とかでドラムを叩いていましたよね。確か日本にもツアーで来ているはず?
あとは曲として好きなのはビリー・ジョエルのものですね。私はどちらかというと「アレンタウン」の方が好きです。この曲が収録されている「THE NYLON CURTAIN」は名盤ですね。
演出に関しても詳しくは書きませんが、個人的にはよくテレビで放送出来たなと思いました。恐らくその内容には賛否両論あることと思います。がこのライブのテーマとしての主張は強すぎるくらい出来ていたと思います。ただ後は人がそれをどう取るのか?という部分ですね。
最後に桑田さんもMCで「毎年ここで皆さんにお会いできるのはうれしいんですけれど・・・」と言っていましたが、AAAが始まった1993年から今日に至るまで、日本でのHIV感染者が増加し続けているという現実がこのライブを複雑な気持ちにさせてくれました。毎年ライブが観られるのはうれしいけれど、それは決して良いことではないからです。このライブは長く続いてはいけないライブ、エイズに対する啓蒙イベントなのですから・・・。
自分に興味のあることで、こうして毎年エイズに関して考える機会があるのはありがたいことだと思います。そして1日も早くAAAをやらなくて良い日が来ることを祈っています。
皆様も愛しい人を、ご家族を大切にしていただければと思った次第でございます。こんな若輩者に言われたくないという話もありますが(苦笑)。本当にそう願っております。
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